アメリカ就労ビザについてのお話です。

就労ビザといえば、H1Bビザというのが主流です。
聞いたことがある方が多いと思います。

H1Bビザとは、手っ取り早く言えば働くためのビザです。
ちなみにビザはF1ビザと言います。
皆さんご存知の通り、このF1のステータスでは基本的に働くことは出来ません。

ですが、このH1BビザをGETすれば就労が可能!なのです!!!


欲しい~!!!!
 
と思う方が多いかもしれません。

ですが、もちろんH1Bビザ取得は簡単ではありません。

H1Bビザは、欲しいと思って手に入るものではなく、
スポンサーがいて初めて申請可能なビザです。


ほとんどの学生は、
OPTというオプショナル・プラクティカル・トレーニング中に
うまくスポンサーになってくれそうな企業を見つけてH1B申請をします。

OPTとはなにか???

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OPTとは、勉強したことを活かして、アメリカの会社で仕事をすることです。
OPTは、れっきとした労働許可です。USCISによって認められているので、
アメリカで働きながら学んだことを活かすことができます。
 
学校によって決められた期間のプログラムを修了後にOPTを申請、
EADカードが届いたら晴れて労働可能となります。
ちなみに、EADカードって何?っていう方はこちらの記事を!
ただし、OPTのEADカードは渡航許可はついていないので注意。

OPTでの仕事はフルタイムもパートタイムもOKです。
そして、大学で勉強した専攻に直接関係した仕事でなければなりません。

そしてH1Bの話に戻ってきます。

もしもうまくスポンサーを見つけたら、4/1までに書類の準備をします。
行動は早ければ早いほどいいでしょう。

この場合、移民弁護士に相談した方がいいです。
正直弁護士なしでもできるといえばできますが、私はH1Bについては詳しくないので、
弁護士なしで申請する方の相談には乗れないのでそこんとこ宜しくお願いします。

というより、その辺はあなたではなくスポンサー企業のやることです。

そして。

H1Bも、もちろんビザの数は無限大ではありません。
ビザの発行には制限があります。

しかし、用意されているビザに対して応募者が上回ります。

つまり、少ししかないお菓子をたくさんの人が欲しがっている状態。

そういう時、あなたはどうしますか?公平に、ジャンケンとかですよね。

そうです。またしても抽選が行われるんです。

で、出た~!!!抽選!!!ま、またかよ!
くじ運が悪くグリーンカードが当たらないから
頑張ってスポンサーを見つけてやっと労働ビザが申請できるのに!!

という方。多いでしょう。


残念ながら、こうなっちゃっているんです。移民局、くじ引き好きやなぁ。

用意された65000のビザに対して、H1B2017(今年の4月の応募)は236000件以上。
単純計算で約4分の1の確率です。
こう数字だけ見るとグリーンカードの抽選よりかは希望がありますよね。

しかもあなたがMaster degree(日本の修士号)を持っている場合、
少しこの抽選に有利になります。この辺はまた別の記事で書きますが。

というわけで、当たる確率はまぁまぁある!

しかし…残念ながらグリーンカードの抽選に落ちた上に、
さらにH1Bの抽選に落ちたアナタ。

もう、帰りましょう。

そういうことです。神のお告げです。自国に帰りましょう。

理不尽ですが、仕方ないです。抽選ですから。


個人的には、グリーンカードはまだしもH1Bの抽選は何とかならないかな?と思っています。
H1Bを申請する方たちというのは能力のある必要とされている人材。
言うなれば、アメリカ側に利益をもたらす人間です。

65000件と言わず、もう少し多くても良いんじゃ?と思います。
まぁ実際には修士号保持者に20000件余分に用意されているので、
全部で85000件ですけどね。(この辺もまた別記事で触れます)

それでも抽選で落ちる人が何万人もいるわけですから、気の毒です。

アメリカでせっかくスポンサーを見つけて
OPTで働きながらH1Bに切り替える予定が、
抽選に通らなかったという理由だけで帰国を余儀なくされる。

うーん…

これ以上ビザの発給を増やしてしまうと、
アメリカ人の失業率が増えてしまうから難しいんですかね。


ちなみにこのH1B、もちろん応募者が65000(85000)以下であれば、
抽選が行われることはありません。応募者全員が申請可能です。

とは言え2014年からここ数年は応募者が右肩上がりで、
抽選は毎年行われていますが…。
2012年、2013年は景気の関係でしょうか、応募者が少なかったようですので
どうやら抽選はなかったみたいですが。


ちなみに、もちろん移民局のチェック時に却下される可能性は充分ありますからね。
抽選の場合も同じです。
抽選に受かってウキウキしていたが、却下された…というケースも少なくありません。


うーん…やはりアメリカで生き残るためには、
運がかなり重要なのかも…。。。