グリーンカード欲しすぎちゃう人。

子供を産みましょう。アメリカで。 

20289113

…え???それでグリーンカードを取れるの?

じゃあ私10人でも20人でも産んじゃう!!!!!


…いやいや最後まで読んで下さいね。


子供を産むだけではダメです。

21年間、待ちましょう。 

な、長ッッ… 

長いですよね。そうでしょう。21年ですよ?あなた今何歳ですか?
仮にハタチだとしても、グリーンカードを取る準備を始められるのは
41歳過ぎてから、ということになりますね。

まぁこの記事はスキップしてくれて構いません。
興味本位で読んで頂けるならそれは光栄ですが。

というのも、日本人はそんな根性ないと思うからです。


ここアメリカで子供を産み、21年待つ。
つまり子供が21歳になるまで待つ、ということです。 
21歳になったアメリカ市民は親のグリーンカードスポンサーになることが可能です。

まず、あなたのステータスがどうであれ、出生地主義のアメリカでは
アメリカで生まれた全ての人に、アメリカ国籍が与えられます。 


これは言ってしまえば、日本に住んでいる普通の日本人が
出産するためだけにアメリカに行き、
産んじゃえばその赤ちゃんはアメリカ国籍が与えられる、ということです。 

ただ、最近はどんどん厳しくなっているアメリカ移民局。
もちろん日本人はESTA(ビザウェイバー)で入国するわけですよね。
ESTAはビザ無しで90日間観光のために滞在できるプログラムです。
このESTAが申請できる国は限られていますが、日本はその中のひとつです。

ESTAはあくまでも観光のため。
もちろん出産のためにESTAで入国するのは違法です。


中国などで「アメリカ出産ツアー」みたいなのあるみたいですね。
ですが聞いた話によると、どうやら日本にも
アメリカ出産を手伝っている会社や団体があるとかないとか…

これはかなりビックリなんですけども。

いや、確かに、出産自体は何も問題ありません。
ただ、入国する時にあのこわーい入国審査官に

「何しにアメリカに来たの??」

と聞かれて

「子供産みに来ました!アメリカ国籍にしたいので♪」 

はい、別室送り→強制送還です。

入国時にそんなこと言ってはいけません。
あくまでも、大きいお腹を隠しつつ「観光しにきましたー」とか言っておきましょう。


まぁ何はともあれ入国できてしまえばこっちのものです。
産んじゃいましょう。


まあね、その子もアメリカ国籍が与えられるってのは結構メリットですよね。
アメリカは外国人にとって大学の学費が非常に高いことで有名です。
ですがやはり勉学の質が高いアメリカ留学させたいのが親の本音。
毎年何万人もの留学生がアメリカに渡り、高い学費を払って勉強しています。中には遊びまくってる奴も多いけど。

その点、アメリカ国民、グリーンカード保持者は
学費が格段に安い、ということが多いんですね。
ええ、それはもう驚くほど。

学費ローンなんかも組めますが、外国人はそれすらできない。
この大学の学費安さを理由にグリーンカードを欲しがる人も多いです。

アメリカと日本の二重国籍であれば、将来の選択肢も広がる。

そんな理由でアメリカ出産を望む親が多いのです。

しかも、自分もグリーンカードもらえるし。子供が21歳になったら。


実際日本側は二重国籍がダメだということになっていますね。一応。
22歳になったらアメリカか日本、
どちらかの国籍を選択しなさい、ということになっていますね。一応。

一応。というのは、
二重国籍の方、実際結構いるんですよね。大人になっても。

この辺はなんだかグレーゾーンです。

アメリカ側は二重国籍を許可していますので、
アメリカ市民権を取得したからといって、自分で国籍離脱手続をしない限り
日本国籍を自動的に失うことはありません。

どうなんでしょうね。その辺は。
国籍選択についてはあまり詳しくないので分かりませんが、
アメリカと日本の二重国籍の大人がたくさんいる、というのは事実です。

ただあまり良くはないでしょうね、日本側にしてみたら。


そこで本題に戻ります。

21歳のアメリカ市民が親のスポンサーになること、
これは結構多いケースです。

私たちの面接時、あるメキシコ人家族も面接に来ていました。
25歳くらいの見た目の息子さん、娘さん、お母さんとその弁護士。
これはきっと子供にスポンサーになってもらってグリーンカードを取得するんだ、
と一目で分かりました。

メキシコ系移民はロサンゼルスは非常に多いです。
が、ほとんどは不法移民だと思います。
きっとこのお母さんもアメリカで子供を産み、21年間頑張って耐えて、
ついに念願のグリーンカードを手に入れたんだと思います。

面接を終えて面接室から出てくる家族。

お母さんは泣いていました。

弁護士さんの手を握って何度も何度も
ありがとう、ありがとう、と泣きながらお礼を言っていました。

私たちは自分の面接の順番待ちだったので
人のことなんて考えている余裕がなかったのですが
そのお母さんを見て泣きそうになりました。本当に良かった。って。


もちろんメキシコ生まれの方は
グリーンカード抽選の参加資格はありません。

日本で生まれた私たちは本当にラッキーなんです。

たかが3年で運良く当たって取得、何のスキルもない私たちが
同じ面接会場に来ている事実に少し申し訳なくなってしまいました。


子供がスポンサーになる場合、一定の収入があることが条件ですが
親は待ち時間なしでグリーンカードを取得することが出来ます。
どうやってグリーンカード取るん?①で書いた
「アメリカ市民との結婚」と同じカテゴリに入ります。
なので早いですね。


ですが、先ほど書いたように21年もグリーンカードのために待つ人、
日本人じゃなかなかいないのでは?
だって日本ってアメリカに負けない素晴らしい国です。

治安が良い、食べ物が美味しい、医療費が安い。

21年も待つ意味無いです。


ですが、メキシコ、中国の方。

あの人達は何が何でもグリーンカードを取りたいので
21年なんて余裕で待ちます。
不法滞在を続けてまで待ちます。

自国から出たいから。アメリカで快適な生活をしたいから。


我々とは根性が違います。ある意味尊敬しますね。


知り合いのフィリピンのおばさん。
24年待ってグリーンカードを取得し、移民してきたそうです。

びっくりしました。

すごいなぁ。


根性ある人、こんな方法もあるんですよ。ってことで。

あまりおすすめはしないですけど。